製法

マイクロシリカ製法 Elkem Microsilica®

シリコン源となる原料は珪石で電気炉の中で次の反応により金属シリコンに還元されます。Cはカーボン電極です。

SiO2 + C → SiO(gas) + CO↑

SiO(gas) +  C → Si↓ + CO↑

SiO(gas) + O → SiO2  または Si + O2 → SiO2

この還元過程で発生するSiOガスが電炉から逃げて再び空気中の酸素と結合し酸化ケイ素に戻ったものがシリカフュームです。この平均粒径は約0.15ミクロンとタバコの煙程度の超微粒子です。急激な温度変化(高温→低温)の中で再酸化するため結晶性を失ったアモルファス状のシリカとなります。

マイクロシリカはタバコの煙ほどの微粒子の捕集であること、また電気炉からは燃焼カスなどの粗大粒子が大量に混入してくる事から、高い精製・捕集技術が求められます。さらに、マイクロシリカの品質は電気炉の操業に大きく影響を受けるため、出来るだけ高品位のメタルを安定して製造している工場を選定する必要があります。
エルケム社は自社工場はもちろんJV工場や契約工場に至るまで品質管理水準のアップに努めております。